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お遊さまのhrt2308のレビュー・感想・評価

お遊さま(1951年製作の映画)
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調布の新しい映画館で1951年作の古い映画を観た。
溝口健二の戦後の不調時の作品という。

物語は子持ちの未亡人・お遊(田中絹代)、義理の妹・お静(乙羽信子)、慎之助(堀雄二)の三角関係を描く。
三角関係といっても普通考えられる相手の取り合いといったものではなく、お互いに相手の気持ちを尊重するもの。
とても、現実には考えられないが、この作品では見事に(?)成立している。

京都、大阪の裕福な家庭、街の風情が貴重。
セット、撮影が素晴らしく、当時の撮影所のスタッフの実力が感じられる。
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