けーはち

バリー・シール/アメリカをはめた男のけーはちのレビュー・感想・評価

3.7
CIAに雇われて中米を飛び回り、副業で麻薬や銃を運び、溢れかえるほどのゼニを稼いだ挙句の果てにマフィアに暗殺された実在のパイロット、バリー・シール──邦題「アメリカをはめた男」とは言うものの、国にいいように使われてはめられた悲しい男。彼の活躍(?)をもうずいぶんなベテラン大物スターなのに軽快な印象を保ち続けているトムクルおじさんの好演で、ダグ・リーマン監督がコミカルに楽しく描く。スマグラーとして稼ぎすぎて警察とDEAとFBIとATFが一堂に会して捕まえられるシーンは、どう見ても緊迫のシーンなのにフフッと笑える。