イツくん

奇蹟がくれた数式のイツくんのレビュー・感想・評価

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)
3.8
実話ベースであるということに驚いた。やはり、本当の天才という人はいるんだなぁ。万有引力を見つけたニュートンや、相対性理論を考えたアインシュタインと並ぶ天才が、この映画の主人公、インド人のラマヌジャン。

我々凡人が何か思い付くのは基本的には経験によるものであると思うのだが、天才たちは、本当にゼロから思い付いてしまうから凄い。何で、そんな事思い付くの?と尋ねても分からないという。

数学の世界では、何か思い付いても、ではその思い付きが本当に理にかなっているか?と言うことが問題になる。つまり、証明が必要なのだ。天才たちは正しいから証明なんて要らないよ、と思うかもしれないが、学問的には論外だ、絶対に証明は必要である。ラマヌジャンと共に共同研究していた数学者は彼と共に証明をしようと奮闘していく。彼らの、数式を通した友情に感動する。

ラマヌジャンの「数式は元から世界に存在していて、神がそれを教えてくれる。」という発言に、その発想は無かったわ、となった。
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