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スキップ・トレースのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

スキップ・トレース(2015年製作の映画)
4.0
香港のベテラン刑事ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は9年間、香港の犯罪王ヴィクター・ウォンを、相棒ユン(エリック・ツァン)を殺した容疑で追っていた。しかし、捜査中に過度の追跡で付近の住宅に甚大な被害を与え、停職処分になってしまう。ベニーはユンから娘サマンサ(ファン・ビンビン)を託され、育ててきたが、彼女がヴィクターの犯罪に巻き込まれる。ベニーはサマンサを救うため、事件の鍵を握るアメリカ人詐欺師コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)を追ってロシアに向かう。ロシアン・マフィアに拘束されていたコナーを無事救出し、連れ戻そうとしたベニーだったが、なぜか二人とも追われる身になってしまい、二人は逃亡しながらウォンを逮捕する証拠をつかむため世界中を回る。
冒頭の麻薬組織をベニーが摘発するために組織のアジトで乱闘したり水辺の住宅が将棋倒しになったりお馴染みのジャッキーアクションが楽しめる他、ロシアでは工場のベルトコンベアーで乱闘したりごつい女殺し屋にマトリョーシカを武器に立ち向かったり、モンゴルではモンゴル相撲の力士と戦ったり、台湾では泥んこ祭りで泥んこになりながら乱闘したりと各国の文化を取り入れたアクションが、楽しい。ベニーとコナーの出し抜き合いながら、息のあった相棒になっていく展開も、ユーモラス。ハリウッドでのジャッキー作品では、「ラッシュアワー」シリーズに並ぶジャッキーの持ち味を生かしたコメディアクション映画。
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