じんやちゃん

ラ・ラ・ランドのじんやちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

・感想
私もテンションの高い日に、友人との待ち合わせ場所で見つけやすいように踊っていた事があるのですが、友人から届いたメッセージには一言、「不審者だよ」。
ミュージカルって最高ですね。
何よりもミュージカルは特に俳優が挑戦するのにも相当な努力と才能がいるものなんだと改めて感じます。
演技は勿論、歌も踊りも…。
加えてこの作品では演奏も驚愕!
また、映像の描写から演出の細部までをも拘っている作品に感じました。
兎にも角にもJAZZがカッコいい…。
俳優が実際に弾いているとか!凄いですよね。
これは観るべき作品だと思います。

・考察etc...
空想の世界と現実の世界が入り乱れるファンタジーミュージカルです。
ストーリーとしては、女優を目指しているミアと、自分のお店を持ちたいという志があるジャズピアニストのセブ。2人はジャズレストランで出逢い、その後恋に落ちます。
しかしセブが定職に就く為入ったバンドが成功し、ツアーを回り出す頃からすれ違い出します。
それでもセブのおかげで女優の切符を手にしたミアはパリへ行き、セブは自分の夢を叶えるべく歩み出し、それぞれが己の道を歩み始めます。
ここから展開はクライマックスへと向かっていく流れになります。
2人は恋よりもお互いの夢を応援して、それぞれの人生を突き進んでいくという結論は結果的にはどちらも幸せという結末でした。
目指すものを諦めない大切さ、また背中を押してくれる人のありがたさを感じられます。
この映画のメッセージとして、もし目標を諦めたり、妥協した愛に溺れてそれぞれの道標を見失うのは、結果的には2人とも幸せにはなれないかもしれないという意味にも感じました。