クラシックな演出だけど現代のハリウッドが舞台のおはなし。ストーリーはシェルブールの雨傘に似てるかな。ほんのりビターな味わい。
赤・黄・緑・青色のパッキリした色遣いが、昔のミュージカル映画を彷彿とさせる。元気なアメリカを思い出すよね。
作中ではクラシックなジャズと電子音楽を掛け合わせて時代に沿った音楽を作ろうとするバンドメンバーとのズレが描かれてたけど、この映画は見事にクラシックなミュージカルの要素と現代のオーディエンスに好かれる要素を掛け合わせて成功してるようにみえる。
監督も奥さんに、「これがあなたの本当に作りたかった映画なの!?」とか言われてたりして(笑)