みく

ラ・ラ・ランドのみくのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.8
すんんんごい良かったです!具体的に言うとアートディレクション、曲のチョイス、映画の流れ、ファッション、振り付け、ストーリー... 全てが大好きです!

女優を目指すミアとジャズピアニストセバスチャンが人生で色々挫折を味わい、出会いがあり、惹かれて成功する話なのですがステージではできないカメラワークがダイナミックな映画でした。

ヴィヴィットな所とヴィンテージっぽい建物や町並み、道路まで...出てくる場所全てががステージの様なセッティングでどこも綺麗でした。キャラクターの周りも、エマ・ストーン(めっちゃ可愛いです)演じるミアの時はプロップや服や色んなものが綺麗で上品な色使いで女性らしく見え、ライアン・ゴズリング演じるセブの場面は地味めな、ジャジーでレトロな雰囲気が出ていて、確かにミュージカル映画だな、と感じました。ちなみにライアン・ゴズリングの体(一切脱いではないのですが服のラインを見て)が凄く好みです笑

ストーリーは現実的かつ、ミュージカルなので幻想的に空も飛んじゃったりして... 色んなシーンがあるのでぜーーーんぜん飽きないです。主人公達が急に歌い出すのですが、そこを目立たせるために回りをだんだんフェードアウトさせていくシーンでは、おおそんなテクニックがあるのか、と色々勉強になりました。

そして!もちろん歌だけでなくダンスも素晴らしいです。海外の有名なダンサーさん達が勢ぞろいです。やっぱり目立つ人は目立ちますね!!あー!あの人でてる!あ、あの人も!と一人で興奮してました...笑

最後のシーンは観ているこちらまでセブの気持ちにさせ得る様な演出でまじかよ... と涙しました... これは最初から観ないと分からない気持ち... で も 映画見終わって「ちょっと最後のシーンはセブが妄想の中で都合よく考えすぎでは?」と思う自分もいますし、「ああでも映画的にこうした方が見てる人には分かりやすいか」と思う二人の自分が頭の中討論してました笑 (あまりネタバレをしたくないので内容はに伏せときます...)

キャラクターと言ったらセブとミアの関係が凄く好きです。子供から一緒にいる男女がそのまま大きくなって歌って楽しんでる(実際違いますが!)兄妹の様な親友の様な関係が凄く微笑ましいです。まーったく他の人たちと絡まない所が普通の映画ではあんまないところですかね...本当に二人の世界って感じでした。


個人的な話ですが、私の中で一番ぐっと来たというか、刺さった言葉は具体的な内容は伏せますが、セブがミアに「You are a baby」と弱音を吐くミアに怒るシーンがまるで自分に言われている様で目頭が熱くなりました。まだまだ駄目だな私も色々頑張ろう、と華やかで楽しく、私にとっては励みになる映画でした。


2017/01/25
2回目見に行きました。"City Of Stars"がこんなに寂しく聞こえるとは... エマ・ストーンズの背中が綺麗過ぎる
みく

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