冒頭のシーンの熱の入り具合と言ったら！人々の躍動、色彩、音楽、全ての要素が豊かに満たされている。タイトルが出た直後の静寂の数秒間、周りから「すごいね…！」という声が聞こえて頷いてしまう。これから素晴らしい物語が始まるのだ…と誰もが胸高鳴る始まり。
そして、その期待に応えるシーンの数々。2人が結ばれる場面のファンタジックさにはやられてしまった。良いですねぇ。最高にロマンチックだ！
と思ってたのだけど、その割に2人が運命的な関係と思えるほどにはのめり込めない。2人の関係を深めるエピソードが弱くないですか。上記の場面以外あまり印象に残らない。だから「あの世界」を見せられても胸に突き刺さらない。
ラストにかけて画面の濃密さにストーリーが追いつかない。すごいものを観ている！とは感じられるのに。
ムビチケがあるのでもう一回観るつもりではあるのだけど…どうだろうか。
