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ラ・ラ・ランドのkrishnaのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

パノラマ、総天然色。

六本木を選んで正解。デカイ画面で観ることが出来て良かった。

オープンからエンターテイメントの極致。
何より衣装の色使いがいい。鮮やかで綺麗。

また、時代感覚を分からなくする衣装のチョイスかな?パッと見た感じ10年後観ても新しく感じる普遍的なデザインなのかなー。

エマストーン、目が大きくて嫌いなタイプの女優さんだけど、段々とチャーミングに観えて、最後は素敵だと思えた。すごい表情が素敵だった。
ライアン・ゴズリング、『きみに読む物語』といい、女受けする映画にあたるなぁ。踊りはフレッドアステアやジーンケリーじゃ無いけど飽きずに観られた。


口喧嘩のシーンで、2人を同時に写さず1人ずつ写し、目線がエマは正面を見据えて話し、ライアンは伏目がちに言い返す撮り方、2人の心理が凄く伝わってくる撮り方。

ラブストーリーだが、夢、仕事、恋愛、家庭など男女の人生の問題が色々詰まって考える事が多い。

女性向け。でも男から観てもハッピーエンドだと思う。内容は違えど、記憶に残ってる別れた女性がいる男性は多い。大半が昇華出来てるけど、なんか残っているが、今回の映画で過去の女性を思い出している男性は多いだろうな笑




Jazは黒人の音楽だが、白人が黒人を差し置いてこんなにのめり込む感じがどうなんだろう?姉が黒人と結婚するのもちょっと映画的に意図的なのかも。


『セッション』であんなに音楽を攻撃的でエゴの道具として描いた監督が、今回の映画で素晴らしい物として扱っているのが素晴らしい。
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