ラッキーマウンテン

ラ・ラ・ランドのラッキーマウンテンのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、これはやられたと感動して泣いた。
予告編で使っていたザ・ミュージカルなあのシーンを、まさか出し惜しみせずのっけから使うとは。
見せ場を丸々予告編に使うというアナ雪での大胆なプロモーションを思い出し、やっぱりエンターテイメントとしての映画においてはアメリカが紛れもなく王者なのだと思い知らされた。

内容については私も含め大抵の観客が裏切られただろうけど、案外ビターなのが非常に!良かった。
まぁ、大団円ハッピーエンドでも良かったと思うけど。
ああいう道も選べたかもしれないけど、結局は1人で生きる道と番で生きる道は違った。
ラストの高速道路を「お、オープニングもっかいやるか?」と思わせる釣り餌と、比喩としての道との二刀流で使っているのが見事。
あと、ミアとゴズ…じゃなくてセブのデートのとき、大抵ミアは彩度の高い服・セブは比較的落ち着いた色の服を着ているのは将来を暗示してたんだろうか。
そういう勘繰りをしたくなるのは良い映画の証拠だと思う。

ところで、レストランでセブをクビにしたおじさんってセッションの鬼指揮者だよね?ただの似たおじさん?
あとスタジオで「結局は金か」みたいな話をしてたのってボリウッドのこと?
私はほとんどわからなかったけど、映画好きならわかるであろう小ネタが一杯あったんだろうな。

エマ・ストーンは前から好きだったけど、あんなに目が大きかったんだね。
目のために顔があると言っても過言じゃないと思います。

最後に、ミアが考えたお店のロゴを無断で使うのは良くないと思います!
表現者なんだから著作権は守りましょう。おわり