ユタ

ユタの感想・レビュー

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます。

全体としては面白かったし、すごく楽しめました。ただ引っかかる所はあるかな、と言う感じでした。
(以下、終盤の展開にも少し触れています)

引っかかった所として…
エマストーンとライアンゴズリングが映画を見るシーンが、女優を夢見る人なのに、映画をないがしろにしてる様に見えたところ。
似たように前作でも、同じ舞台に立っているメンバーをないがしろにしてるように感じたシーンがあって、そこがどうしてもどうしても受け入れられなかったので、この監督の苦手な部分なのかも知れません。
自分本位というか、監督は映画や音楽への愛情、敬意が足りない人なのかな、と思ってしまう…。

ただそれも若さ故のもの(監督の方が年上なのに偉そうに言うなって感じですが)で、それがプラスに働いている部分もあるので完全に否定は出来ないのかなと今作を見て思いました。
あとは、中盤はもっと色々出来たような気もするし、
なにより音楽的な豊かさがもう少しあったなら…とも思いました。
不快になったとまではいかないけど、音楽的な価値観、考え方が監督とはあまり合わないのかも…


ただ好きだった所もたくさんありました。冒頭のミュージカルシーンはすごくわくわくさせられたし、様々な映画のオマージュも監督自身が楽しんでやっている感じがしてよかったです。
主演の二人も良くてとにかく、エマストーンが可愛かったです!
また、多分意見は別れるだろうけど少なくとも自分には、
この二人は「出会うべくして出会って、別れるべくして別れた二人」にちゃんと見えた。そこの説得力は感じました。


ラストもホロッとさせられました。

セブがもっとボロボロになっててもいいんじゃないか?というか、結末はもっと苦い方がミュージカルシーンが際立つのではないか、とも思ったけど、セブはこれぐらいの’’小さな救い’’があっても良い人なのかも。