夢追い人が集まる街ロサンゼルス。売れないジャズピアニストのセブと女優を夢見るミアは偶然の遭遇からいつしか恋に落ちる。2人は時折ぶつかり合いながらもそれぞれの夢に向かってともに進み続ける。
オープニングからカラフルな服装の人々がハイウェイで歌って踊る。その後のミアの部屋とかドレスとかもカラフルで衣装や美術にはこだわったんだろうなと感じた。そしてなんといっても音楽は聴いてて楽しくなるし見ていても様々な人が踊っていて楽しい。時には"City of stars"のようなバラードが流れリズムが変わるのも見どころ。
ストーリーとしては多少大味な部分もあったし展開が平凡にも感じたけど、この作品の見どころはやはり音楽・ダンス・美術。本当に楽しませてくれる。アカデミー作品賞は逃したけどエンタメ映画としては満点じゃないかと思う。
楽しい展開からのラストの少し切なさの残るラストは意外だったけど、ミアとセブがいつしか夢から覚めたということなのかな。その他にも見ていて夢か現実かわからなくなるシーンがあって、ミアと一緒に夢を見ている気分になった。
それからこの作品はミュージカル映画が盛んだった一昔前のハリウッドを彷彿とさせるシーンとかセリフが多くてハリウッドやミュージカル全盛の時代に対するリスペクトが感じられる。監督の映画愛・ハリウッド愛がひしひしと伝わった。
印象に残ったシーン:オープニングのハイウェイでのダンスのシーン。
