夢を叶えるということの困難とそれを支えてくれる恋について。
自分の夢に必要な才能やお金、そして人間に与えられた常に残りが少なくなって行く時間。それらの兼ね合いのなかで、他人から評価されないとやっていけない厳しい世界。
それらが軽やかなミュージカルと素敵な恋で彩られていて見惚れてしまった。音と映像の使い方が効果的で季節と共にまるで夢を見ているかのような踊り出したくなるひとときだった。
ラストの演奏シーンに全てが詰まっていて人生が一方通行でしかないことを思い知らされ、それに伴う哀愁もとても良かった。