Tysuke

ラ・ラ・ランドのTysukeのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.2
ミュージカル映画最高峰!


公開前にサントラは何十回とリピートしまくって、楽しみに待ちわびてました。
ドーンと撃ち抜かれた!最初から最後まで大好きなシーンの連続で、ラストからエンドロールにかけては涙しかありませんでした。
往年のミュージカル映画のオマージュや随所の原色使いなどでミドル・シニア層、高速道路のダンスシーンやキラキラした恋物語でヤング層と全世代楽しめる映画。
さらに、少し日本贔屓な映画でもあるみたいですね!ミアの乗る車はプリウスやし、劇中歌も滝廉太郎「荒城の月」アレンジとのこと。

いきなり高速道路でのシーンが始まり、「Another Day of Sun」が流れる。その色彩豊かでLaLaLandの世界にいざなうに相応しいナンバーは、ついつい前のめりになってしまい魅入ってしまいました。このシーンだけでも傑作の予感しかしなかったです!さらに、このシーンは、なんと本当の高速道路を通行止めにして1発撮りしたとのこと!凄すぎ!

サントラの中でも「Someone In The Crowd」というナンバーが大好きです。特に最初の入りが大好きなんですよ!
このナンバーに合わせてミアと一緒に住む同居人3人と踊るシーンなんて、格好良すぎるでしょ!原色のスカートをなびかせて颯爽と歩くところ、ヤバい!この辺りは、お気に入りシーンでした!

「シカゴ」を観て以来、ミュージカルが大好きになり、これまで色んなミュージカル作品が発表されてきましたが、多分1番好きです!先日、アカデミー賞で作曲賞、歌曲賞を受賞したジャスティンハーウィッツの音楽の素晴らしさは言うことなしでした!スピーチも謙虚で人間性も完璧でしたね(笑)
そして、デミアンチャゼルの描くミアとセブの恋模様は、熱く切なくキラキラして、そして苦しくても前に進む人間の力強さが描かれていて、自分に重ねてしまいました。自分も大切な人と別れ、それでも夢に向かって進む道を選んだので、涙溢れました。ミアの歌う「Audition」は、自分の色んな感情を重ねてしまうくらい、素晴らしいものでした。


ラストは色んな見方があるかと思いますが、希望に溢れたこれ以上ないくらい締め括り方だと思いました!
ラストのセブの表情が最っっっっっ高でした!!!この表情は本当に男前でした!
これは、何度も何度も観たいと思えるマイライフベストムービーです!

それにしても、アカデミー作品賞発表はビックリしました。ララランドと読み上げられた時は、うわーーー!!!!って叫んでたら、ざわざわしだすもんで、本当にビックリ!
終始マット・デイモンへのイジリは爆笑でした(笑)1番目立ってた(笑)
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