くわまん

ラ・ラ・ランドのくわまんのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0
~2020年9月 二度目~

何と言っても、ミアに痛いとこ突かれたセブが、自己欺瞞男から自己犠牲紳士へと成長するシークエンスに心打たれる。

恋愛感情を封殺して「君は夢を叶える。僕も夢を叶える。(そうしていれば)僕たちのこれからは、(くっつくにしろ離れるにしろ起こったことがベストだから)様子を見るさ。」が、男前過ぎて痺れる。ピアノ独奏で、あったかもしれない未来を断ち切ってミアとの全てを浄化するところも、男前過ぎて痺れる。

「あなたと一緒にいたい」=恋が、「あなたが幸せなら(一緒でなくても)いい」=愛へと進化する傑作。夢を叶えなければ人生は得られないので、少しの狂気を怖れず進む、夢追い人に乾杯する傑作。やっぱり超傑作でした。

~2017年2月 初鑑賞~

最初から最後まで、心を掴んで離さない傑作。

あらすじ:
ロサンゼルス、ハリウッド。夢を追う若者が割拠する街。殆どは破れ、疲れ、去る。そしてまた新たな若者が訪れる。歳を取らない街。
とあるクリスマスの夜。夢を追う男と女が出会う。それはドラマチックでもロマンチックでもないよくあること。つまり必然だった…。

見所:
苛烈で美しい人生への讃歌
青くない程度の若さに乾杯
エンディングのようなオープニング
映像と音楽が抱きしめ合うかのよう
勇気ある音楽への愛情表現

物語は開始早々にクライマックスを迎え、もう涙が止まらない。初球ど真ん中豪速球で心は射抜かれ、ボロは消し飛ぶ。黄金色に輝くあったかもしれない未来と青鈍色の現実は、限りあることの素晴らしさは我々に教えてくれる。だから前を向けるのだと。

Another Day of Sun!