【夢】【現実】【表情】
【友人と物議をかます映画第1位】
デイミアンにまたやられた…
ララランド…
アメリカン・ドリームの舞台LA。
夢の国ディズニーランド。
このタイトルには『夢』ってメッセージがあるんだと思って観たら
おもくそ現実じゃねぇかこのやろう。
初めて観たとき、想像を嫌に越えられ
話としての辛さににやられたのだけれど
多少成長して観ると、隅々まで驚かせてくる構築に心から感動。
ミュージカル映画得意じゃない人、安心してください。内容がっつりです。
ミュージカル映画好きな人、要注意。歌って踊ってパァーなモチベでは見ないことをお勧めします。
夢に対する思いや変化が、最高のファッションとセット、あと歌と踊りで描かれてる。
スマホなど現代の設定に、50年代のシーンを落とし込んだ世界観は絶妙。
夢を諦め、目の前の幸せを掴もうとする。
あの頃の夢追う姿を近くで見ていたからこそ、諦めるのを認められない。
かたや夢を叶え、かたや叶えられないのがやるせない。
その人の夢を知っているからこそ、我が思いを殺して応援する。
そしてクライマックスへ…
ミュージカルシーンに限らず、
予感のある2人の掛け合い
微妙な表情で表す心情
物語に直結するミュージカルの歌詞
…特にAuditionは、
作品全体を通して、造り手の想いが爆発している。
隅々まで拘り抜かれた見応えがある。
そこで終わっても良かったレベルを、
さらにもう1ギア上げてくるクライマックス。これは名作に通ずる法則。
なにかこう、素敵なのだが、胸にずしんとくる映画です。
経験値で感じ方は変わると思います。
当方ミュージカル映画苦手なんですけど、これは素晴らしいと思いました。
セブに憧れて、ベージュのセットアップとオメガのビンテージがいつの間に。
嫌いだけど、大好きな映画です。笑