YUKO

ラ・ラ・ランドのYUKOのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.7
まずもう楽曲が良すぎて良すぎて。おうちへ帰っても頭の中でぐーるぐる流れてる。
THEミュージカルといった感じ。
ちょっとヤク中入ってるのかな?と思わせるような(いきなりフワーッと飛んだり)謎な部分があるにしろ、ミュージカルとしては、かなりの上位作品になったのでは、、観客を飲み込んでいくような素晴らしい楽曲のオンパレード。
ミアとセバスチャンのデートシーンはすっごく良かった!色んなところに行って2人でとっても楽しんで、なんて素敵なシーンなんだろうってキュンキュンしてた。そういえば、性を匂わせるシーンが全くなかったな。
ストーリーとしては、
まず前半からじわじわとレボリュショナリーロードとブルーバレンタインを足して2で割った様な(最悪過ぎる笑)雰囲気をかもしだし、後半で一気にケリをつけられた笑
ライアン・ゴズリングってなんであんな体たらくな不幸体質の男性役がハマるんだろう笑 ブルーバレンタイン並の哀愁が笑

ミアとセバスチャンは最初から別れる要素満載で付き合ってる。しがない無一文ピアニストと女優を夢見て大学中退して6年オーディションを受け続けてるフリーター。
まさに別れる要素満載。
というか、ミア。ミアミア!ここからミアdisりコーナーになります。
まず、彼の部屋でお母さんとわざわざ電話で話してちゃんとバーを経営するって言ってるわ、貯金もあるだろうし…とか言うか普通!?絶対無いってわかってるじゃん!笑
それを聞いてたセバスチャンは自分がやりたいと思っているものと違うバンドに入ってお金を稼ぐ。ミアのために。
なのに、バンドがうまくいって、多忙を極めてるセバスチャンがわざわざミアに会うためにとんぼ返りしてお家に帰って料理を作ってたのに、空気を読まず、ミア。貴方、本当にあのバンドをやりたいの?
わかってるんだよ!!!!!!そんなの!!!!!!!!!!!!わかりきったことを言って何になるのよ!!!!!!感謝の気持ちっていうものがないの?!!?男心がどうしてわからないのかしら!?!?!?10年女子校育ちの男心がほとんどわからない私でさえわかるわ!!!!
もう酷い酷い。私はここ、ブルーバレンタインのオマージュかと思ってます笑
ミアはとにかく浮気症だな、と思った。
ミアは彼がいるのにセバスチャンが気になって付き合って、セバスチャンとは一年ほどで終息。
5年の間に何があったのか観客は全くわからない。しかし、簡単に違う男に乗り換えてセバスチャンのジャズバーに足を運ぶ。ミアが提案した名前がちゃんとジャズバーに起用されていて、
セバスチャンがあの曲を演奏しているとき、
セバスチャン…めっちゃミア引きずってるじゃん!!!!!笑 ミアが他の男にのりかえたんだなーって思った笑
ミアとセバスチャンの未来がこうだったらいいのにな♪方式での映像は涙が止まらなくなった。ドランのマミーでもそうだったけど、こうだったらいいのにな方式は、ずるい。
セバスチャンには本当に幸せになってほしい。
でも、あの頃のペニーレイン(男性をわがままに振り回す(歳上の)女性)が心に住みついている男はどんな女が寄ってきても無理なんだよねー。きっとうまくいかない。
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