にこ

ラ・ラ・ランドのにこのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.7
これは完全にしくじった。主に私が、ですが。
それはなにをしくじったか、というのが、期待しすぎたこと、これです。
アカデミー賞タイタニックに並ぶ最多ノミネートで作品賞も有力と言われ、あれだけ騒がれ評価されている、と言われれば期待値はあがってしまう。
上げすぎました、しくじりました。
人生において無駄な感情といっても過言ではない期待という感情は、ほぼほぼ裏切られる運命にありますね。

ミュージカルが好きなので、冒頭のハイウェイの長回しカットでのオープニングダンスシーンはわくわくが高まるとても好きなシーンでした!
その後のダンスシーンやミュージカルシーンは古典的というか、ミュージカルってこういうものだよねっていうテイストでとにかく明るく楽しくいいですね。
でも何故だろう、見終わったあと頭に残るメロディがない。

ラストも、定石のようなストーリー運びから定石のようにハッピーエンディングかとおもっていたが、裏切られましたね。
それとも、ミュージカルの中だけではハッピーエンド、ということでしょうか。
あの儚さは嫌いじゃないです。

でも総合的に心に残るメロディもなければ心に残るシーンがそこまでなくって、期待値あげまくってたので反動で肩透かし感はんぱないっす。

それにしても、エマストーン、老けましたな笑
あの絶妙な売れない女優感、素晴らしかったです笑
主演女優賞おめでとうございます。
にこ

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