木葉

ラ・ラ・ランドの木葉のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.2

友達と予定を合わせてやっと観れた。
この映画はなんだか、いい夢を観ているような感覚で、観終わったら、現実に引き戻されたような感じで切ない。いい夢の世界に連れて行ってくれたような、目が覚めたら夢だった、そんな感覚。
途中で結末が見えてしまっていたから、なおのこと切なかったのかもしれない。
個人的には、セッションの方がとても良かった。セッションと表裏一体の作品。
ただ、ミュージカル映画ならではのジェットコースターのようなスリルに乗り切れなかった自分もいて、昔のミュージカル映画へのオマージュも散りばめられていて、それをオリジナルで作り上げたデミアンチャゼル は凄いのだと思う。
音楽や、ダンスは素晴らしい。特に音楽は良すぎて耳から離れない。
ライアンゴズリングは、ドライブやブルーバレンタインで見せたような、やさぐれた、くたびれた役がよく似合う。今回もそんな感じで、でもピアノを弾く姿は様になってかっこ良かった。
かなり、辛口批評 になってしまうが、ロマンチストのための映画なのかもしれない。
人は夢を愚直に追いかける時キラキラ輝いてる、目的やゴールやある程度の妥協にたどり着いた途端、夢は夢でなくなり、現実を見据えて生きなきゃいけない。
いい夢を見させてもらった、そんな映画だった。
木葉

木葉