貝

ラ・ラ・ランドの貝のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.5
SNSから仕入れてた情報にいちばん邪魔された気がする。。知り尽くした小ネタと肥大しまくった期待値のおかげか感動薄まってた。とはいえオープニングや街灯の下のタップダンス、音楽に心掴まれた。

夢を追うことと他人と生きることは相容れないのだというどうしようもない残酷っぽい話。ワタシはセッション同様あんまりわかんなかったなと。彼らは才能もあったし成功を手にしたので、ただの夢物語のおとぎ話のアメリカンドリームのシンデレラストーリーのそれのようにレベルの高すぎる話だった。そこまでミュージカルに振り切ってない分妙に現実味もあって、の割にうすら寒くて、彼らの美しい夢物語が羨ましくて、だんだん嫌味ったらしく見えてきた。擦れてるな〜〜。綺麗すぎると腹立ってくんねん。そういう熱い気持ちの裏の部分もっと見せんかい。

ラスト10分のエンディングでなんやかんや号泣した。セバスチャン(ライアン・ゴズリング)の哀愁帯びまくった表情に心打たれた。それだけでこの映画の点数グッと上がった。
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