もとむ

ラ・ラ・ランドのもとむのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.5
渋谷シネパレス 日曜日の夕方
席は9割ほどの入りでカップルが目立った。

構成がとてもよく出来ていた。後半が特にそうで、出だしの渋滞場面などリプレイなのに退屈することがなかった。
また、ミュージカルというジャンルも初心者にも分かりやすくおいてけぼりにしないような上手な挿入で、すっきり爽やかな印象だった。
でも二度は観ないかな。
主演の一人のライアン・ゴズリングは「ドライブ」のあの寡黙なドライバーの印象があまりにも強くて、歌ったり踊ったり跳び跳ねたりしている姿にびっくりしてしまった。作品毎に印象が違って面白い役者さんだ。

結末は、個人的にはいいと思った。そういう類いのものを好んでいるせいか、また先日も「カフェ・ソサエティ」を観たばっかりだったからなのだろうか、皆さんが言うほどショックではなかった。後付けだけど、ハッピーエンドで終わればただの物語に終わって、ここまでヒットしなかったろうとも思う。
涙するような展開はとくにはないが、爽やかに心踊る体も自然とリズムをとってしまう、そんな大衆娯楽だった。

余談。エンドロールのキャストで"fantasy baby"としてきちんと赤ちゃんの名前も表示されていたこととそのネーミングに笑ってしまった。
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