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ラ・ラ・ランドのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.1

勇気🎬

ストーリーは女優志望のミアと売れないジャズピアニストのセブが夢を追う人々が集う街L.A.で運命的な出会い機に恋に落ちていく姿を描いた作品でした。今作はアカデミー賞6部門など数々の賞を受賞しました。オープニングの高速道路の渋滞の中で始まるミュージカルナンバー“Another Day of Sun"。「成功するには強く願うこと、扉を叩き続けろ。オーディションに落ちても貧しくても、舞台に立てば力が湧いてくる。また朝が来れば新しい日」という感じの映画の行く末を暗示させるようなポジティブな歌詞と口ずさみたくメロディーと踊りたくなる振り付け。まだ始まって5分も経たないうちからスタンディングオベーションしたくなるほどたまりませんでした。ストーリー的には、想像していたまんまの内容で、まさに王道。どこかで見たシーンのオンパレードです。だけど、最後に心を揺さぶる仕掛けが用意されていて、見終わった後もずっと余韻が続いています。あのラストがなかったら、間違いなく「面白かった」だけで終わっていました。もっとあっけらかんと明るい、歌って踊って楽しくいこうぜ!みたいなノリなのかと思っていましたが、中盤以降は音楽もストーリーも切なく、ラストシーンの余韻のせいか予想よりもしっとりした作品という印象です。そして意外だったのは、登場人物がきわめて少ないこと。ほぼ主人公の男女ふたりで進むシンプルなストーリーでした。

あなたの夢は何ですか?夢に向かって頑張っていますか?一度諦めた夢、もう一度追いかけませんか?夢に向かって努力する人は輝いています。がむしゃらになること、泥まみれになることはカッコ悪いことではありません。努力はきっといつか実ります。
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