ミュージカル映画あれこれって話はグレイテストショーマンの感想を先に書いてしまったから重複するけど、ミュージカル映画が苦手な僕でも見れたミュージカル映画がこれ。
冒頭ハイウェイのシーンからのミアがパーティに行くシーンまでは曲もワンカットの撮り方もカラフルな画面も最高、本当にノリノリになる。
ただ、ある瞬間を境に静かで大人の物語になってしまう。
画面から色もなくなり暗く色褪せた画面に。
これはたぶん狙いなんだろうけど、どうしても最初のノリのままフルスロットルでいってほしかった感がある。
中だるみはさておき、見終わって数ヶ月経って考えがなんとなくまとまってきたんだけど、たぶん「夢と現実」がテーマにあるのかなと思う。
夢を持ってる男女2人、どんな色にもなれるカラフルな日々から挫折と妥協で現実的な日々へ、色も褪せる。
チャンスを掴み夢と色を取り戻したふたり。
ただし、色はひとつしか選べなかった。
最後に流れる別の夢。
そんな色になる可能性もあったのかなと。
思い出して悲しくなってきた。
自分は今色褪せた毎日を過ごしているけれど、どんな色になるのだろうか。