Jumblesoul

ラ・ラ・ランドのJumblesoulのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
1.0
世紀の駄作『セッション』の監督の作品。
ベタな業界恋愛話だけでは物足りないためダンスと歌のミュージカル要素を味付けした程度の演出で、何んでこんな凡作が高評価&監督がオスカーを受賞したのかさっぱワケが分からない。
全盛期のハリウッド・ミュージカル作品は、フレッド・アステアやジーン・ケリーが知恵を限界まで絞り、身を粉にしてダンスの練習し作りあげた芸術作品だった。楽しげな話のスクリーン映像から、血と汗と努力の結晶が滲むのを感じるのに圧倒されたものだ。
本作についてはカビの生えたような物語がまずつまらない。そして、ミュージカル経験が少ないと思われる俳優二人を主演にしたため、せっかくのミュージカル場面が素人歌合戦やダンス大会レベルなのにシラける。
夜景の丘やプラネタリウムのライアンとエマのペアダンスは、映画の場面としては正直なところ失笑ものだった。
というわけで色々と中途半端な仕上がりの残念作。劇中でライアンが語るジャズ論と、パーティ・バンドが演奏するアーハとフロッグ・オブ・シーガルスは良かったけど。
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