このレビューはネタバレを含みます
映画館で立ち上がれない程号泣したことを内緒にしている映画。途中からしゃくり上げながら泣いていたので、終わって明かりがついた瞬間の同行者の凍りついた顔が忘れられない。
夢に向かって人生をかけた、必死に生きた、刺激を受け合い、未熟さでぶつかり合った、そんな風に「ここが自分の成長のピークだろ!」ってタイミングが同じ者同士で一緒に生きたっていう存在なりパートナーがいる人間には、悔しいけど痛いほど響く映画だろうなと思う。
結果互いのために離れる決断をとるってのは辛い以外何でもないのに、何故かそういう経験の結末てそう存在してて、それでもんなもん無かったかのように人生は続く。無常で鮮やかで美しくて青春こんちくしょーっていうのがこの映画の全て。
重ねてしまった自分の大切なキラキラした思い出、人生のひとかけを、思い出させてくれる、っていうのは綺麗事で、存在ごと無いかのように見ないフリしていた心の傷を抉り出し、これでもかというほど塩を塗りたくられ、痛みで痺れもがく感覚を映画館で全身に味わいました。
丸2週間はまともにポスターすら見る事が出来なかった。それくらい響く映画今後あるだろうか。しかもそれを誰にも言えないのでまたこっそりここに書き記す。
ありがとう、いい〜映画でした。