ヨッチ

ラ・ラ・ランドのヨッチのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

歌って踊る楽しいミュージカルって思って観たらえらい目にあいますよという情報は耳に入ってましたが、、、いや、、え、、?うそ、、、(混乱)というのが鑑賞後の感想。たぶん初見の人、8割はこの感想だと思う。
夢を追うことですれ違っていく2人。ミアが喜んでくれると、バンドに入って安定した収入を得たものの会える時間は少なくなってセブの夢であるはずの店を開く余裕さえもなくなってしまう(この時のセブの夢は 店<ミアの喜ぶ顔 みたいになってる?愛じゃん)。
実費で行うひとり芝居当日にセブは来ず(いやこれに関しては2人とも己のスケジュールちゃんと調整して?って感じ )客にはボロクソ言われ完全に心が折れてしまう始末。あ〜〜〜わか〜わかる〜〜どんなに頑張っても反応がないのって本当にしんどいよね〜〜誰かが見てくれてると信じて続けても何にも起こらないんだもの、そりゃある日突然ボッキリいってしまうよね〜〜自分は透明人間なんじゃないかと、誰からも見られてないし相手にもされてないんじゃないかと、その原因は?自分?って自分を責めちゃうよね〜〜わかるわ〜〜アァ〜〜〜〜しんどいわぁ〜〜〜といった感じでなんとなく自身と重ねてしまってズーン。
映画ではミアは報われて有名女優になるけど現実はそうはいかない…とまたまたズーーン。
そして共に夢を追いかけていたセブは隣にはいなくて別の男性と結婚して子どもがいて幸せな家庭を築いている。これはこれで幸せなことだと思う。思う、けど…けどさぁ…とまたまたまたズーーーン…とは、ならなかった。ここに関しては。結ばれなかったのはびっくりしたけど。だってもうどうしようもなくない?今は変えられん。セブスでのもしもの連続、2人の道を選んでいたら今のこの成功はあり得なかったかもしれない。セブはずっと売れないままのジャズピアニストでミアはオーディションで落ちまくる女優の卵。この未来も想像でしかないけど。
ミアにはミアの幸せがあったしセブにはセブの幸せがあった。今の幸せにお互いはいなかっただけ。それが2人が選んだ道。でも2人の中には幸せとは別のカテゴリーで大切な宝物として相手の存在があり続けるんだと思う。めちゃくちゃ愛。ヤバ。チキンスティックじゃなくてセブス。あぁ、愛だ。
…と、ここまで書いてどう着地させればいいのかわからなくなった。
まあ、まとめると夢を追う人も現実を生きる人もみんなみんな美しくて尊いっつー話!頑張って今を生きよう!そして幸せになろう!おわり!(強制終了)
ヨッチ

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