Marie

ラ・ラ・ランドのMarieのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
ずっと観たかった映画。機会がなくここまで来てしまったが、遂に地上波にて鑑賞。
極上の時間が楽しめた。
バレンタインが近いからなのか、カカオ含有率の高い美味しいチョコレートを食べたような気分だ。

オープニングの引き込ませ方が秀逸。
夢追い人達の力漲るダンスに、心踊る。夢を追うことの希望を見せつつ、その歌のラストには、全員が身動きが取れない大渋滞に引き戻されることによって、現実も上手く見せている。夢を追うことは素晴らしいことでもあるが、簡単なことではないのだ。
中盤は好きなシーンが個々で違うんじゃないかと思う。でもどのシーンも、大きくてきれいな瞳のエマ・ストーンといろんな表情を見せるライアン・ゴズリングから目が離せない。余談だが、J・K・シモンズが出てくると、怒鳴られるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう。
ラストも素敵だった。
セブ(ライアン・ゴズリング)の弾くピアノの音と共に、紡ぎ出されてゆく映像…。そして最後の二人の笑顔。お互いの夢を応援しあった夢追い人の笑顔に、ジンワリとくるラストだった。
Marie

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