かな

ラ・ラ・ランドのかなのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

やっと鑑賞!映画界からの評価の割に前評判があまり良くなかったので期待はしていなかったのだけど。私はとても好きな作品!セッションを見た時も感じた監督の底意地の悪さが私は好きです。
結局二人はくっつかない、その結末に多くの人は、スッキリしないと感じたのだろうけど、二人が結婚して添い遂げる、それだけが恋愛のゴールではない。若かりし頃、自分が結果を出せずくすぶってた時代に互いに傷を舐めあい、夢を語りあい、支え合って、応援しあった、戦友のような関係。素敵な愛の形なのでは、と思った。
それから夢を追う姿もまた良い。ジャンプ的な胸焼けのするようなド根性魂を描くのではなく、心が折れたり、プライドと現実とのギャップに苛まれたり、夢という輝かしい言葉とは裏腹の、夢追い人の弱々しい部分を、共感的な温かい眼差しではなく、皮肉的に描き出す。
ミュージカルっていうと、オーバーな感情表現と単調というかディズニー的なストーリーが多いイメージで、あまり好きな映画はなかったけど、この映画はとても好み。歌もスッと入ってくる感じでとても良いなぁ。そして、エマ・ストーンの服装が毎回素敵、オシャレでした、、、。
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