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ラ・ラ・ランドのshingoのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
2.4
その評価の高さから期待値が高すぎたのか微妙だった。ミュージカルシーンでの40〜60年代の古典映画のオマージュや演出には監督の映画愛は感じるものの、とにかく脚本の粗さが目立った。

一番納得出来なかったのが本作は「生活か夢どちらを選ぶか」というのがテーマになっていると思うが、それに対する描き方がかなり適当なところ。主演の2人はそれぞれ夢に対して熱い想いを持っているが、なぜかそれに対する目に見える努力を本編で何一つしていない。ミアがなぜ女優になれたのか、セブがなぜジャズバーを開けるようになったのか、その詳細を無視していきなり5年後に飛ばされるという強引な展開についていけず。

また、本作のメッセージ性の薄さが気になった。決して映画は物語を通して何かを語らなければならないとは思ってないが、終始主演2人の関係性にしかスポットを当てておらず、他の要素が完全に省かれている。

なので娯楽映画としての完成度は高く楽しめるが、それ以上でもそれ以下でもないといった印象。そこが物足りなかった。