方眼

ラ・ラ・ランドの方眼のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.5
MGMミュージカル、「カサブランカ」、「理由なき反抗」などクラシックに敬意を表し、なおかつ現在にミュージカル映画を撮る意味。技術的には、夕暮れのロザンゼルスの空の発色。ミュージカルシーンと普通の芝居のシーンのブリッジを工夫。エマ・ストーンの表情が豊かで、見ているだけで幸せになれる。「もうひとつの人生」ミュージカルシーンは、全ての夢をかなえることは出来ない、ということ。人生で一番大切なものを追い求め、同時期に一緒にいた大切な人は、恋人であり、同士であり、ライバルであり、もう一人の自分。だから、SEB'Sバーでの再会は、もう一人の自分との再会なのだ。音楽、美術、衣装、すばらしい。
方眼

方眼