須賀先生

ラ・ラ・ランドの須賀先生のネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンドじゃない映画は嫌いだ。せめて映画の中でだけでも全て報われてくれればいいのに、そんなことを日々思っている僕が号泣してしまうほど、ドラマチックで、なのにリアリティのあるストーリーだった。
展開自体は凡庸で退屈。それなのにこうも他のラブコメディと差別化できているのはその世界観の再現性によるものだろう。さりげないタイドアップも、ちょっと古クサいヘアースタイルも、タップダンスもドレスも、どこを切り取っても僕の思い描く40年代だ。
観たのは割と前だったからその時の感情を思い出してこのレビューを書いているけど、この映画を観て僕は何を思ったんだろう。
結局のところ、純粋に夢を追いかけていた頃、大きな夢を語ることに恥じらいのなかった頃の恋人と付き合うのが、一番幸せになれるのかもしれない、とか、そんな程度だったかも。
須賀先生

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