ぱったい

ラ・ラ・ランドのぱったいのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

公開時の大学1年生の時は、最後の終わり方がたまらなく嫌いだった。
中盤の空を飛ぶシーンも苦手だった。
ミュージカルが好きなわたしとしては、ミュージカル映画なのに陰気なところが好きではなかった。
星をつけるなら3.2くらいだ歌はいいけどというような感じ。


数年が過ぎて見直した時、その良さに驚いた。ラストにミーアがセバスチャン話しかけるのでもなく、一度立ち止まりお互いの目を合わせて去るシーンが良い。そして微笑む。
お互いあっての今を認めているようで好きだ。互いを応援しているような目線がたまらない。エンドの曲が流れる。
悲恋なのになぜ明るいこの曲?と最初は思ったが、ストーリ的には2人とも成功したハッピーエンドとも考えられるからだと個人的には納得した


数年の時を経てifの世界を考えてしまう気持ちがよく分かるようになった。あの時こうしていたらどうだろうと思う経験は歳をとるごとに増える気がしている。
2人は当初の大きな夢を叶えている。誰もが知っている大女優になったミアが、後ろ髪を引かれる思いで立ち止まり振り返る。あの時こうならと売れていない辛い時期を思い出してしまうほどの恋愛だっだということが素敵。

この作品は定期的に見てしまう作品

映画の色彩も美しい
特にグリフィス天文台での夕陽の色とミーアのドレスのコントラストが美しい
ミアと友人のドレスが原色なのも良い
ぱったい

ぱったい