このレビューはネタバレを含みます
さすがピクサー、ブラッドバードという出来！ピクサーで一二を争うというレベルではないですが一定以上の面白さ。
ピクサー十八番のギャグ・コメディ描写が今回も良く練られていてとにかく面白かった。劇場でも子供から大人までコンスタントに笑いが起きてて、やはりこの間口の広さは凄いなと思いました。今回、特にギャグが挟み込まれていたのが、ボブが子育てをする場面。子供達それぞれの性格、年齢、超能力を踏まえたギャグがあちこちに挟まれていた。ジャックジャックのちょっとコワイくらいの暴れっぷりは笑えた。あとヴァイオレットに関しては、思春期の娘に対する父の間違った対応も面白い。
ただ、様々な深いテーマも含まれているようだが、消化不良な感じが。もう少し焦点を絞った方が良かった気も。(男女の社会的性差、国家がパワー(スーパーヒーロー)を持つことの是非、公権力を盲目的に信用することによる思考停止というようなテーマが扱われているように思った。)
