18.9.1 吹替＠大泉#7
納得の面白さ。「フォールアウト」を上回るアクションの醍醐味が堪能できた。そうか「ゴーストプロトコル」の監督なんだ。やはり私の好みにはこちらの方が合うな。「トイストーリー３」以降で言えば、ピクサー最高傑作だと思う。
ヒーローの存在の是非論や、男女の役割分担など幾つかのテーマが提示されるが、実は回収されずに終わっている。ここを不満に思う向きもいるようだが、私は気にならず。むしろそういう（所詮エンドレスな）テーマに向き合うよりも、今、目の前の悪を、「家族と」「この手で」倒すことに傾倒するこの家族の潔さ（腹の座り方）が心地よかった。ラスト、ヴァイオレットがデートよりもヒーロー活動を優先させる展開に、この（おそらく本来の）テーマが集約されていた。
あと、私事ながら主夫経験があるので、ボブの描写がとても楽しく、違和感も全くなし。絵本を読み聞かせながら寝てしまうくだりは「あるある」。
最後に、メイン３人の声優ぶりがドンピシャだったので、吹替版がぜひおすすめ。
