あむ

LION ライオン 25年目のただいまのあむのレビュー・感想・評価

3.9
2020.04.06㈫ 初鑑賞

鑑賞し終わったのは丸一日後。
昨晩、集中力欠落…寝落ちしてしまい、何度も途中で手を止めてしまった。
その位、体力が必要だった。
実話は重たいですね、良い意味で。

ずっと観たかった作品をアマゾンprimeにてやっと観終える事が出来ました。

こういったジャンルの作品は得意では無いです。でも、どうしてか手に取ってしまう。今回は内容を全く知らないまま、ライオンと言うタイトルのみで、予備知識無し。スコアが高くて漠然と気になっていたのですが、何ともスコアを付けにくい作品ですね…。作品としては実話として感動モノで、成り立ちすぎてる程に素晴らしいですが、好みでは無い。お昼に鑑賞するには重すぎたし、ズーンとした。(結局、翌晩になってしまった…)
でも、目を背ける事が出来ず、胸が痛みながらも何度も何度も歯を食いしばって鑑賞を続けた。

現実ってこんなものなのかな。
自分が知らないだけ、見えないだけで。
途中、凄く複雑な気持ちに襲われた。
そこで何度も停止ボタンを押した。
最後まで観れて良かった作品◎


✂︎- - - - -以下ネタバレ有?- - - - - -


サルーは僅か5歳の男の子。
自分の認識ではクレヨンしんちゃんと同じ年齢ですね。浅はか。でも、インドでは迷子がもう遭難レベル…。冒頭、お兄ちゃんに着いて行くと言った時、やらかしかねないと思ったがやはり。こんな事、日本では有り得ないと思われる程の無法地帯。

賢い男の子だから色んな危険を潜り抜けられたけど、知恵が無いと死も同然。
家族の元に居た時が幸せとも言い難いと感じてしまう環境で自分が今、生きている事を噛み締めた。同時に、自身の世界が狭いのは残酷だと改めて感じた。
その位にサルー達は環境に恵まれていない…だけど、温かかった。
まず作品の中で一番に、養父母がとても親切で、そこが何よりよ救いだった。パパとママ無しでこの物語は成立しない!

途中、何度も危険な目に遭って辿り着いた、新しいサルーの居場所。
そこが温かい場所で良かった。
ダンボールで地下に眠る子供達も…信じられない養護施設も、何もかも現実にあるんだと思うと胸が痛い。
お兄ちゃんはどんな思いで生きているんだろう、母ちゃんに酷い扱いを受けていないだろうかと、作中、度々考えた。
最後は、そっか。と、また胸が苦しくなった。

ライオンの意味も同時にずっと考えていたが、最後のテロップと流れてくる写真の数々にグッと来た。

見覚えのある大人のサルー役は…ホテル・ムンバイのデーヴ・パテールなんですね。
なるほど…演技派ですね。(知らんけど)
自分の浅い知識の中で見た事のある役者さんが出て来るだけで何だか震える。

いやぁ、最後まで観ないとやはり物語は完結しませんね。愛の詰まった作品でした!

最近Filmarksを再開したせいか、スコア基準を自分の中で見失っている(;;)笑
しかも感想文マジで小学生で頭抱える。
まぁ…マイペースに( ˙꒳​˙ )ིྀ

では、次の作品観て寝ますか𓂃 𓈒𓏸
あむ

あむ