くう

LION ライオン 25年目のただいまのくうのレビュー・感想・評価

3.9
ハウシュカの情緒的な曲をバックに広大な地を走る子供を見る冒頭シーンからもう泣きそう。

迷子になるという話は散々予告で見ているので、この先この子の身に起こる多難を思うともう…。

私はこういう映画に弱いなとつくづく思い知らされる。
いや、設定が、ということではなくて、こういうワイルドワイドな演出&走る男の子に(笑)

ママのキャスティングから考えて遡るのかなと思っていたが、そういう事ではなかった

ニコちゃんの出番は案外少なく、後半はデヴ・パテルの苦悩の日々を見つめる。
過去の記憶を背負ったまま養子に入る事の難しさ。

実話ベースだし、ラストの展開はほぼほぼ想定内のものだけれども、心持っていかれたわ。

色んな色んな種類の「泣き」が怒涛のように訪れる。
だって見ている内にタイトルなんて忘れていたもんね。
ああ…そうだったのかって…。

デブ・パテルくん「スラムドッグ$ミリオネア」の時からずいぶんワイルドになったなぁ。

子役のサニー・パワールくんの大きな瞳。
セリフが無くても語る表情に切なさや強さを見た。
幼い名優だね。