前日の予約を入れたのですが平日の午前中にも関わらず、かなり席が埋まっていて当日は満席御礼！
本年度「ラ・ラ・ランド」に続き第2位です。
5歳の時にインドの田舎で家族とはぐれてしまい、オーストラリア人夫婦に引き取られた青年ががグーグルアースを使って、わずかな記憶を頼りに本当の家族を探し出す実話です。
実は、そんなに期待はしていなかったのですが、オーストラリアの美しい景色とインドの発展途上国の貧しい町とが交差しながら話は進んでいきます。
この物語をどうとらえるかで評価が変わってくるかもしれません。
ただの、お涙ちょうだいの映画ではないと思います。
「幸せとは自分でつかむもの」
5歳の少年は何度も危機に遭遇します。
回送電車で寝ていたら1600Km離れた場所に連れてこられ言葉が
まったく通じず、
人身売買の人たちに連れ去られそうになったり
親切そうな人に騙されそうになったり
よくない孤児院に入れられたり
でも、そのような危機的状況でも危機を察して自分なりにどうすべきか？
決断を下さなければいけません。
その結果、ラッキーなことにインドとはまるで180度違うオーストラリアの優しい夫婦の養子になることが出来たのです。
でも本当の家族探しの旅は終わっていません。
30歳になった少年は、それでも家族を探し続けます。
優しい養子先の夫婦。
でも優しい産みの母や兄妹に会いたい気持ちが日々高まっていきます。
育ててくれた夫婦に申し訳ないという気持ちとの葛藤。
最後に少年が出した答えとは？
本当に人生についていろいろと考えさせられる深い映画でした。
「本当に賢い人とは、自分の周りにいる人を幸せに出来る人」
ボクはこの映画を見てこのように思いました。
