Hiroe

LION ライオン 25年目のただいまのHiroeのレビュー・感想・評価

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ネットニュースかなにかでこの話を読んだら、恐らく「ネタでしょ」って言いたくなるような物語。でも2012年の新聞データベースを見ると、世界の主要新聞が、「Googleで迷子が25年ぶりに親を見つけた」っていう記事が沢山出てきます。ベンガル語はおろか、自分の言葉もよく話せない5歳児が、よくカルカッタで生き延びたとも思うし、さらにタスマニアの裕福な家庭に養子に行き、ちゃんとした教育を受けられたのは本当に幸運としか言いようがなく、そして25年後に微かな記憶を頼りに広大なインドの大地から貧しい自分の家を見つけ、こうして映画化されるというのも、きっと彼の持つ運の強さのひとつなのかもなと思いました。1000km以上も回送する列車というのもインドの非効率加減を示してる気がするし、その間乗員が誰も気づかないというのもすごいなと思いますが。
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