この2つの生きる道…
今も"StreetChildren"という現実がある…
私は男、そしてこれは驚愕の実話。
この話を終始泣かずに観る事は出来ない…
子供の勘は鋭い…
見逃さず、彼の迷い込んだ場所は大人達の都合な場所…
" 本当に母さんを探した…?"
聞かずとも彼には解っていた。
その振り向く円らな瞳が途轍もない遠い場所まで来た事…
男には母親の存在が偉大であり、その感情移入は私には只事ではなかった。
養子として受け入れられた場所、その場所は満たされても居心地が良いと映りはしない…
強烈な故郷への想い…
大人になり、生みの親と育ての親…
その両親を思う健気な心に葛藤がうかがえる。そして観ている自分の故郷も描くのです。
失いはじめた25年の歳月を人や文明が変えてくれた。
ラストの明と暗、その張り裂けそうな胸の内…
この実話は、親と子、兄弟の大切な絆を教えてくれるのです。