インドの幼い男の子サルーが迷子になり、
養子となり、オーストラリアで新たな家族と幸せな生活を送っていた。
兄との思い出の揚げ菓子を見て思い出す。
迷子になっていた過去の自分を。
産んでくれた母、兄、家族を探そうと思う。その心の変化の中で育ててくれた父母に対する葛藤。
グーグルアースで生まれ育った町を見つける。
再会するシーンはもちろん。
産んだ母と育てた母の再会もなんとも言えない。
そして、サルーという名前でなく、シェウル…ライオンという意味もまた最後私の心をさらに儚い気持ちにさせる。
母と子、兄と弟の関係がとても、美しく描かれている。
実話だから驚きだが、
インドでは年間8万人の行方不明の子どもがいる。
きっとサルーだけの話ではないと言ってるように聞こえた。