わんだふる

LION ライオン 25年目のただいまのわんだふるのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます


実際にこんなことがあるのか。
25年も迷子なんて...。
きっと身体だけでなく心も迷子だったであろう時を想うと胸が締め付けられる。

吹き替えで見てしまったけど、これはちゃんと字幕で観るべきだった...。
サルーが迷子で職質されてるときに、日本語で「どこの県か分かる?」って言ってて...いやちょ、その顔その色その風景で県はないだろ、とツッコミを入れて現実に戻ってしまった。笑
あとサルー役の子の演技がグッとくる。
表情全てが切ない...。

そしてなによりサルーが迷子になった直後にお兄さんが電車にはねられてなくなってるのが本当に辛かった。
きっと必死で探したんだろうな...。
サルー!サルー!!!って...。
必死で必死で探して探して、周りが目に入らなかったんだろうな...。
弟想いで働き者で優しい兄を想うと涙が出る。
そしてエンドロールラストに兄弟の声を入れてくるのもしんどかった...。

家族愛、兄弟愛、故郷への愛、いろんなものを感じられる作品でした。