幼ながらに、日本に住んでいる自分達では想像できないことを経験してきたsheru 。
オーストラリアに連れて行かれて一見幸せに見えた生活。ただ頭の片隅に残る過去の記憶と自分は本当の子でないという思い。兄と母、妹への、さらにはあの夜場所を離れてしまったことへの後悔。様々な想いが彼を苦しめていた。
ただ苦しんでいたのは彼だけではなかった。似た境遇のマントッシュ、引き取った両親、それぞれが抱えていた。
他の人にははかりえない想いを抱えている人も数多くいる。その中の１つの奇跡をこの映画では描いている。
お兄さんのグドゥがあの夜に亡くなっていたのは、きっと電車も見えないくらいsheruを探してたからなのかなあ。
Sheruが見つかったこと喜んでくれているといいなあ。
