めちゃくちゃ寒い夜に、『ｸﾞﾘｰﾝｲﾝﾌｪﾙﾉ』を一緒に行った友達と、話題のホラー映画を観てきた！！
公開前から“it”ってなんぞや!?、とワクワクし、ﾊﾟﾝﾌﾚｯﾄも即買いしたほど楽しみだった本作。
終わってすぐの感想は、、、
【ん〜〜〜よく分からん!!!!!!!!!!笑
けど、すごく面白い。単純に楽しい!!!!】
itって結局、何のこと??抽象的なメタファーだなぁ。噂されていたほど怖くない気が...なんてふうに感じたりもした。
だけど、そのような疑問符を跳ね返すほどストレートに面白い！
だって、「セックスで感染し、逃げ切るためには誰かとセックスしなければならない」なんていうぶっ飛んだ設定、普通思いつかない!!
ホラー映画において、“セックスしてる若者は殺される”風習があるけど、今作の、“セックスしなきゃ、殺される”は、その定石を180度ひっくり返した、まさに新感覚のホラー映画になっている。
監督曰く、“it”とは、エイズのメタファーではなく、“死”という生きるうえで逃れられない運命を暗示しているとのこと。
たしかに、作中で語られる『白痴』などに、それらしきメッセージを感じ取ったけど、一見では難しい。
なかなか辿り着けないほどテーマを深く掘りさげる監督の非凡なセンスに脱帽。
そして、映像が驚くほど美しいのも本作の大きな魅力!!!
アメリカの田舎町は画になる。
シンメトリーの画を見ると眠くなりがちだけど、背景に“it”が映ってやしないか、と考えると、もう、穴があくほど見つめちゃうよね。
撮影したマイケル・ペレッツは、シャマランの次回作も担当しているらしい。
楽しみな作品がまた一つ、増えた！
ちなみに、ぼくたちの上段に座ってたカップルは上映後、
女「ねぇ〜、めっちゃ怖かった.....」
男「え、ほんとに!? 俺、全然怖くなかったわぁ。一人なら、絶対にこんなの観に来てないね。」
みたいな会話を楽しんでいたのに対し、ぼくの友達は帰り際、、、
「観てる間、ずっと思っててんけどさ、、、感染した男が風俗嬢とヤったら凄いことになるよな??笑」
外に出ると台風並みの強い風がﾋﾞｭｰﾋﾞｭｰ吹いていたけど、彼のその一言がなによりもぼくを凍えさせた.....
