【過去に観た映画】2016.4.13
賛否両論別れる映画だろうなうと思っていたけど、ホラー映画通のシナリオセンターの先生が
「まさに新感覚ホラー」だと絶賛されていたので、観る。
無理矢理の性行為の後、「異形」を目にし、追いかけられるようになる。
その「異形」はいつも姿が違う。
でも、それに捕まると殺されてしまう。
性行為をすれば、それは誰かにうつせるのだが、うつした相手が殺されたら、また自分に戻るという設定があるようだ。
でも、この無慈悲な「設定」が心理的な怖さをじわじわとみせつける。
映像はとてもきれいで、センスがあり、ユーモアもある。
恐怖のあおり方もとても上手い。
そして、倫理観というか、道徳観を突きつけられる怖さ。
一生怯え続け逃げ惑う恐怖から逃れるために、誰かにうつせるのか。
本当の愛と性まで突きつける。
そして、自分さえよければいいのかというエゴを問われる。
こういうのは来るゾ来るゾと、身構えて観るけど、
一回だけ、ひやっと飛び上がってびっくりした。