今作は、アメリカ発のホラー映画です。
内容は、ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイだったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……というもの。
邦画ホラー特有のジワジワくる恐怖を、洋画で描いた今作。性行為をすると、「それ」を相手に移すことができ、「それ」は自分以外には見えず、「それ」に追いつかれると死ぬ。「それ」は色々な人物の姿で追いかけてきて、「それ」は必ずゆっくり歩いてくるという、ルールから見てもとても面白い内容です☺️
「それ」の姿は普通の人間なので、人通りが多い場所にいたら、誰が「それ」なのか分からないのが怖いです。すれ違う人全員が「それ」かもしれないという恐怖を、誰かと性行為するまで体験しなくてはいけないという、何とも嫌な怖さ😨
また、歩くスピードがとても遅いので、基本動いていれば捕まることはないですが、力は強いので、部屋を封鎖していてもドアを破壊したり、窓を割ったりしてでも侵入してくるので、本当に逃げ場がないです。
しかも、周りの人は「それ」が見えないので、助けようにも助けることができず、常に孤独で怯え続けなければならないという、絶望感がありました😓
今作はホラー映画ではありますが、人生は振り返らずに前を歩き続けるべきという考え方や、ティーンに対し、性行為をした後にはしっかりと責任がついてまわるから、快楽目的だけで行うのは危険だという、メッセージ性がとても込められた作品だと思いました。
ティーンにこそ見てほしい今作。あなたは「それ」の正体をどのように解釈するのでしょうか。人によって捉え方も違うと思うので、気になる方はぜひ見てみてください🤗
