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アンナと過ごした4日間のyのレビュー・感想・評価

アンナと過ごした4日間(2008年製作の映画)
4.3
川で牛の死体が流れてくるのを見た後に、女性が納屋でレイプされているところを目撃してから、その女性が気になって仕方が無い男。スーパーで出会って意識するのはともかく、家に忍び込んで、ほつれたボタンを直すシーンの気味の悪さよ。祖母の死によって大粒の涙を流す純粋さを持ち合わせていることは、最も恐ろしいストーカーになる可能性を秘めているということかもしれない。警察での取り調べ⇒風呂でうたた寝から目覚めるカットの繋ぎが最高。叶わぬ恋に溺れてしまった孤独な男の悲しき物語だ。アンナの家の窓から出ると、男の精神的な潔白を示すように、純白のシーツが幾つも干されているのが印象的だった。時系列の工夫も見事。
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