アオヤギケンジ

知らない、ふたりのアオヤギケンジのレビュー・感想・評価

知らない、ふたり(2016年製作の映画)
4.1
いろんな人がいろんな人に恋する映画。
こんなことを言うのもイヤらしいのですが、今泉監督とは一度飲んだことがありまして、その初対面の日に2000円借りると言う、大変感慨深い思い出のあるお方です。それでその飲んだときにも思ったのですが、今泉さんって非常に女性らしい感覚の持ち主と言うか、ぼくなんかより全然恋愛についていろいろ考えてるし、人と人の結び付きにすごく興味がある人だなという印象でした。
それを踏まえた上でこの作品を観ると、やっぱりすごい今泉さんらしい作品と言うか、そんなことしないよ! ってことを平気でしちゃうし、それが嘘になってないし、まあそのディティールが素晴らしかったわけです。
そんな中でぼくが最も素晴らしいと思ったのは、人が人に恋するのはやっぱりちゃんと理由があって、それは自分の中でもちゃんと理解しなきゃいけないんだってことです。つまりわけわかんないけど好きになって、何となく好きなんだって自分の中で思うのって、それ他人を傷付けてるんだよ、っていう描写が本当に素晴らしかったわけです。
誰かを好きになるのは自由なんだけど、やっぱりそこには責任が伴ってきて、好きになっちゃったからしょうがないじゃん、なんて傲慢な考えなんだということを本当に的確に示してくれています。
あと木南晴夏がめちゃかわいい。
2016年一発目は素晴らしい出だしでした。