秋田、角館。
北国に桜前線に乗って、ひとりの新米教師が九州からやってきた。
この地に武田鉄矢が降り立った唯それだけで、胸の高鳴りが抑えきれぬ。
ちょっとおっちょこちょいで、真っ直ぐに熱く生きていく鉄矢が好きでたまらない。
この頃の武田鉄矢は脂ぎっていてギラギラしていて、そしてドジっ子だったりする。
シビれるなぁ。
心あったまる本作、2018年のはじめの一本にできてよかった。
おわり。
おまけ。
良い映画とはなにか?
その条件のひとつにこんな事がある様に思う。
それは、真似したくなるセリフやシーンがあるって事。
本作をはじめてみたのは中学生の頃。
テレビでやっていたそれを何故か録画していた。
きっとその頃から武田鉄矢が好きだったのかもしれないなぁ。
それを友人の和義くんと観た。
作中、鉄矢演じる青田先生が学校に登校してこない生徒をなんとか連れ出そうと説得しに行く。
この生徒、根性くんを演じるのは村田雄浩。
根性くんは柔道有段。
青田先生は柔道顧問。
なんとかそれをきっかけに説得しようとする。
『君は柔道するんだよね。得意技はなにかな?』
がシカト決め込む根性くん。
青田先生というか、鉄矢節って感じなんだけど此処で鉄矢キレちゃう。
鉄矢『コラァ!返事くらいせんか!得意技はなんか聞きよったい!』
村田『と、得意技は、、』
鉄矢『ん』
村田『大外刈りッス』
嗚呼、良い!
和義くんとよく真似したな。
今度和義くんと赤羽で飲むとき、言ってみよう。
きっと忘れているだろうけどさ。
この映画で鉄矢が度々同僚の先生と居酒屋に行くが、ここがまた美味そうでたまらない。
和義くんと飲むときはその居酒屋の様な素敵な店で日本酒を飲みたい。
しかし、日本酒は危ない。
この前も赤羽で和義くんと飲んだ帰り、新宿にいくつもりが蒲田だった。
思えば遠くへ来たもんだ。
おわり。