てるる

ザ・ヴェンジェンスのてるるのレビュー・感想・評価

ザ・ヴェンジェンス(2014年製作の映画)
2.0
オープニングの「少林サッカー」よりも過激なムエタイサッカーからして意味不明だけど、その後も激しいアクションがブツ切りで展開されるのでストーリーがよく分からない!

それもそのはず、撮影途中でパンナー・リットグライ監督が逝去されたとか。
トニー・ジャーの師匠にして「マッハ!」など数々のムエタイ映画のアクション監督を担当した彼だけに、今まで以上に痛そうなシーンが満載!
思うに、アクションシーンを最初に撮影して、ドラマ部分を後から撮ってたんじゃないかな。
でも亡くなってしまって全てのシーンを撮影出来ずに無理矢理編集したら訳分かんなくなったみたいな。
それくらい場面が急展開しすぎて今どこにいるのかも分からなくなる。

でも肝心のアクション部分も好きじゃなかった。観たいのは「人間てこんな動きが出来るのか!」であって、「人間はどこまで痛みに耐えられるのか」ではないんだよなぁ。
特に車で何度も撥ねるシーンとか普通に引く。

FPSゲームみたいな視点で長回ししたシーンとか面白かっただけに、最後まできっちり作られた作品が観たかった。
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