XmasStory

orangeのXmasStoryのレビュー・感想・評価

orange(2015年製作の映画)
4.0
原作大好きです。映画も良かったです。恋愛映画と言うよりは青春映画。

翔は面倒な奴なんだよ人のことばっか気にしたり迷惑とか心配とかかけたくないって思ってそれなのに自分の心は限界で苦しくて辛くてどーしようもないのに誰にも言えなくて馬鹿な奴なんだよ…だけどあの5人に逢えて良かったね5人も翔に逢えて良かったんだよ。そんな6人に逢えた自分も本当に良かったです。

原作も5巻と言うわりと少ないボリュームで濃密な時間を描いているのですが…映画も長尺で丁寧に紡いでる印象は受けました。体育祭のリレー、バトンの場面はやっぱり映画も原作もじーんとしちゃいます。

でも、映画は原作を意識し過ぎてか少しぎこちなさと言うかわざとらしさと言うか大袈裟と言うか序盤はそう言うのを特に感じたし後半も時々。それも観ていくうちに溶け込んでいくからそんなに気にはならないけどキャストと言うより演出の部分でもう少し滑らかにしても良かったかなーて。撮影から公開までも短いからどうしても取り急ぎ感、継ぎ接ぎ感は否めずです。

5人のキャストも良かったけど土屋太鳳ちゃんは改めて演技力の高い女優さんだなと。特に表情で魅せる感情は素晴らしい。山崎紘菜さんの凜とした感じ、よく通る声も素敵でした。だけど1番イメージに遠いと思っていた清水くるみさんが誰よりも原作の雰囲気のままだった気がします。何気ない演技に目が離せず。

今回、1番長々とレビュー書いたのは多分それだけorangeに愛着あるからだと思います。原作に忠実でありながら意外なところを変えてきたり映像の醍醐味としてはラストシーンの美しさ、逆光の場面には心から良かったと感じちゃいました。ひとつの映画として忘れられない作品。運命とかってもし決まっていても変えられるかもしれないですね。